2012年7月12日、「富岡製糸場と絹産業遺産群」が国内候補として今年度推薦されることが正式に承認されました。県内でも各地で祝賀イベントが開かれ、お祝いムードに包まれました。富岡製糸場ではセレモニーが行われ、関係者や集まった市民とともに、悲願達成に向けた大きな一歩に喜びを分かち合いました。感動的な場面に立ち会えてとても光栄でした。当会の高橋伸二理事長もあいさつの中で「感無量。あと２年後に５０万人、１００万人が訪れる街づくりが最大の課題」と今後の街づくりへの課題を挙げています。

　順調にいけば9月末に暫定版の推薦書をユネスコに提出し、来年1月に正式な推薦書を提出します。来年の夏頃から専門家の調査が始まり、再来年2014年の世界遺産委員会で登録…という流れです。

これからが本番です。皆さん、盛り上げていきましょう！

◇富岡製糸場の世界遺産登録に向けた取り組み◇ ０３年　８月　県が富岡製糸場を世界遺産にするプロジェクトを発表 ０４年　４月　県が世界遺産推進室を設置 　　　　８月　ボランティア団体の富岡製糸場世界遺産伝道師協会が発足 ０５年　７月　富岡製糸場が国史跡指定 　　　　８月　富岡製糸場世界遺産を目指す連絡協議会発足（４３団体で構成） 　　　　９月　片倉工業が市に富岡製糸場の建物などを寄付 　　　１０月　市が暫定管理を開始 ０６年　７月　富岡製糸場の建物などが国重要文化財指定 　　　　９月　文化庁が世界遺産暫定一覧表追加記載候補を公募開始 　　　１０月　富岡製糸場の公有地化完了 　　　１１月　「富岡製糸場と絹産業遺産群」提案書を文化庁に提出 ０７年　１月　文化庁が「富岡製糸場と絹産業遺産群」を世界遺産国内候補に選定、　　　　　　　世界遺産暫定一覧表に記載 　　　　４月　富岡製糸場の見学を有料化 １１年１０月　構成資産を７資産から４資産に絞り込み